正直なところ、ここ数日の日経平均の下落が調整だったのか、天井をつけて下落トレンドに入ったのかは判断がついていません。
そのため、良くも悪くも現在はノーポジで様子見の状態になっています。
今は11月の末から始まるIPOラッシュに備えて、資金を蓄えています。
今回はIPOラッシュの時の銘柄選びのポイントについて考えたいと思います。
IPOラッシュの時に狙うべき銘柄の3つのポイント
11月末から上場される銘柄について
11月17日時点で判明しているだけでも、約1ヶ月間で以下の通り24銘柄が上場される予定です。
これはなかなかのIPOラッシュです!
上場日 | 銘柄名 | コード |
11月28日 | 幸和製作所 | 7807 |
11月28日 | クックビズ | 6558 |
11月28日 | ポエック | 9264 |
11月29日 | トレードワークス | 3997 |
12月7日 | アトリエはるか | 6559 |
12月12日 | 一家ダイニングプロジェクト | 9266 |
12月12日 | カチタス | 8919 |
12月13日 | SGホールディングス | 9143 |
12月13日 | グローバル・リンク・マネジメント | 3486 |
12月13日 | マツオカコーポレーション | 3611 |
12月13日 | ヴィスコ・テクノロジーズ | 6698 |
12月14日 | アルヒ | 7198 |
12月14日 | エル・ティー・エス | 6560 |
12月15日 | HANATOURJAPAN | 6561 |
12月15日 | イオレ | 2334 |
12月18日 | ナレッジスイート | 3999 |
12月18日 | 歯愛メディカル | 3540 |
12月18日 | すららネット | 3998 |
12月18日 | ジーニー | 6562 |
12月19日 | みらいワークス | 6563 |
12月20日 | オプトラン | 6235 |
12月20日 | 森六ホールディングス | 4249 |
12月21日 | プレミアグループ | 7199 |
12月22日 | ミダック | 6564 |
上記のように、同じ日に複数の銘柄が上場されるタイミングにはIPOセカンダリー投資家にとっては宝の山です。
理由は簡単です。
世の中には一定数のIPO専門の投資家がいます。
IPOが少ないとその銘柄に資金が集中し、初値が高騰することが多いためセカンダリー投資は旨味があまりありません。
しかし、IPOが連続すると資金が分散され、思わぬ安値で寄り付いたりとお宝銘柄が生まれます。
上のリストからみると、11月28日はちょっと地味な幸和製作所が安く寄り付いたりしたら楽しみですし、12月中旬のIPOラッシュではお宝が一つや二つは出そうです!
では、どうやってお宝銘柄を選ぶかを紹介します。
狙うべき銘柄のポイント
私のIPOの投資戦略は基本的に以下のリンクで説明している通りです。

基本的には初値によってエントリーの方針を分けていますが、狙いはそこそこ人気銘柄です。
しかし、IPOが重なっている時は、その中でも特に銘柄選びが重要です。
なぜなら、新規上場銘柄が少ない時であれば、不人気銘柄でも資金が集まることが多いです。
しかし、今回のようなIPOラッシュ時に不人気銘柄へ投資してしまうと、資金が回ってこずにそのまま出来高が減って終了というパターンもよくあります。
また、人気の銘柄は大暴騰する可能性が大いにあります。
しかし、IPOが多い時は資金がすぐに他へ移ってしまい、初値が天井になってしまうリスクがあるため底を見極めてからのエントリーが無難です。
そこで、IPOラッシュ時に狙うべきそこそこ人気銘柄で注目すべき3つのポイントを説明したいと思います。
- 割安である
- 配当が出る
- 成長が期待できるような何かがある
1.割安である
これは、低リスクでお宝銘柄をゲットするためには重要です。
単純にPERが低いというだけではなく、同業他社のPERとの比較で安いというのでもOKです。
そして、来期の成長も加味してPERを計算します。
いくら成長期待のIPOとはいえ、心理的には割安な銘柄は買われやすい傾向にあります。
しかし、実力はあるのに何となく地味なIPOや他に大人気な銘柄などがあると意外と割安で寄り付くことがあるので狙い目です。
2.配当が出る
配当が出るというのも、地味系の銘柄では意外と重要です。
成長重視の新興銘柄は配当が出ないことが多いですが、新規上場時から配当が出る銘柄もあります。
配当が出るということは経営が安定していて、下値の目途にもなり安心感が出るため暴落のリスクが軽減します。
特にAIや自動運転などの流行りのキーワードが無い銘柄では、配当が出るとポイントが上がります。
3.成長が期待できるような何かがある
地味な銘柄でも隠れた光るポイントが一つあることが望ましいです。
なぜなら、割安で配当が出る銘柄は東証1部や東証2部などにごろごろあります。
IPOのメリットは何だかんだ言っても成長が期待できないとダメだからです。
そのため、東証1部に新規上場したような銘柄はたいして上がりません。
明らかに、AIや自動運転のようなホットなキーワードがなくても、独自性があったり市場自体がまだまだ伸びる余地があるなど、成長が期待できる何かがあるとポイントアップです!
何か期待できる特許をもっているなんかでもいいかもしれません。
むしろ、最初はみんながそれほど気にしていないぐらいの内容が望ましいです。
株価が上昇して、はじめて大多数の投資家(イナゴ投資家)が気付くというような感じです。
上記のような銘柄が安く寄り付いたらチャンスです!
まとめ
今回はIPOラッシュ時に役立つ銘柄の選定ポイントを3つ紹介しました。
IPOセカンダリー投資の難しいところは、地合いやタイミングによって買うべきかどうかが分かれてしまう点です。
いい銘柄でも初値が高くなるとリスクが大きくなりますし、地合いが悪くいい銘柄が思わぬ安値で寄り付くなんてことがあるからです。
そのため、各銘柄がいくらで寄り付いたら割安かを事前に決めておき、上場日に気配をチェックするのがいいかと思います。
そして、その都度、想定価格より寄り付きが安ければエントリーするというやり方がおすすめです。
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