ビットコインの先物取引のメリットを考察

世界最大の先物取引所を運営するCMEグループがビットコインの先物取引を2017年中に開始するというニュースリリースを10/31に発表しました。

(2017年12月5日追記)

2017年12月18日から取引開始予定と情報がアップされました。

CMEグループが開始すると発表したことで、大きな話題になりそうなビットコインの先物取引のメリットついて考えたいと思います。

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ビットコインの先物取引のメリットを考察

先物取引とは

まずは、ビットコインの話は置いておいて、先物取引とは何かを説明したいと思います。

先物取引とは、読んで字の如く先の物(未来の物)を取引します。

つまり、何らかの品物などを今取引するのではなく、未来の決められた日に現時点で取り決めた価格で売買することを約束する取引です。

このままでは分かりにくいため、日経225先物取引を例に解説します。

例えば、今(11月)は日経平均が23,000円とします。

そして、あなたは12月には今よりも日経平均が上がっている予想し、日経225先物を1枚購入したとします。(最低取引単位「枚」は日経平均株価指数の1000倍)

購入した時の日経平均が23,000円で12月の基準日の日経平均の値(SQ)が25,000円だった場合に2,000円×1000で2,000,000円の利益になります。

この保有している権利(基準日に23,000円で買う権利)は基準日の前に売ることも可能です。

そして、この取引は証券会社によって異なりますが、一定の証拠金(SBI証券の場合は1枚当たり690,000円)を入金しておけば可能です。

また、12月に日経平均が下がっていると予想すれば、信用取引の空売りのように売りから入ることも可能です。

ちなみに、未来の決められた日は、SQ算出日で3月、6月、9月、12月の第二金曜日になります。

普通に株式投資をしている人でもSQという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

SQは日経225先物の決済に用いられる基準の数値であることから、SQを上げたい投資家と下げたい投資家が入り混じってSQ日の寄り付き前の株価気配が乱高下したりします。

なお、先物取引はリスクが高いと言われる理由は、上記の通りレバレッジが高いためです。

実質は69万円しかなくても、2,300万円(23,000×1000)の取引ができます。

CMEのビットコインの先物取引の内容は?

先物取引については、前章で日経225先物を例に説明した通りですが、ビットコインの場合はどうなるのでしょうか?

CMEのビットコインの先物取引に関して、現時点(11/20時点)で分かっている内容は以下の通りです。

取引にはCME CFビットコイン参考基準レート(BRR)が利用されます。

CME CFビットコイン参考基準レート(BRR)は以下の取引所から提供される価格データから算出されます。

ビットスタンプ(Bitstamp)、ジーダックス(GDAX)、イットビット(itBit)、クラーケン(Kraken)など

なお、CME CFビットコイン参考基準レート(BRR)とCME CFビットコイン・リアルタイム指数(BRTI)はすでにCMEのサイト上に公開されており、11/20のBRRは$7750.25です。

CMEビットコインの先物取引の条件は以下の通りとなっています。

取引単位 5ビットコイン(CME CFビットコイン参考基準レート=BRR

を対象)

呼値の単位 アウトライト取引:5.00ドル(1枚当たり25.00ドル)

限月スプレッド取引および指数終値ベーシス取引(BTIC)

:1.00ドル(1枚当たり5.00ドル)

取引時間 CME GlobexおよびCME ClearPort:米中部時間 日曜日―

金曜日 17時00分―16時00分

BTIC:日曜日―金曜日 17時00分―10時00分または11時00

分(ロンドン時間16時00分)

商品コード アウトライト取引:BTC

BTIC:BTB

限月 3月基準の四半期周期(3月限・6月限・9月限・12月限)で直

近2本を設定。さらに、それ以外の月に直近2本の「シリア

ル」限月を追加

新規上場時に設定される限月:2017年12月限、2018年1月

限、2018年2月限、2018年3月限

取引最終日 当限月の最終金曜日

満期を迎えた限月の取引は取引最終日14時00分(ロンドン時

間)に終了

建玉制限 当限は1000枚が上限。当限以外の各限月で、また全限月の合

計で5000枚以上の建玉があれば説明責任が発生する。25枚以

上で報告義務が発生

ブロック取引

の最低枚数

5枚
複数段階の制

限値幅

1営業日の制限値幅は、毎営業日16時00分(ロンドン時間)

に決済されている直近のビットコイン先物決済値を参照して

設定される

特別制限値幅を前日決済値の上下7%と上下13%に、また制

限値幅を前日決済値の上下20%に設定。前日決済値の上下

20%を超えての取引は認められない

決済方法 最終決済値(取引最終日のCME CFビットコイン参考基準レー

ト=BRR)を参照しての差金決済

http://www.cmegroup.com/ja/trading/bitcoin-futures.htmlより引用

ビットコインの先物取引のメリット

それでは、仮にCMEのビットコインの先物取引と同条件の先物取引を日本でできると考えた場合のメリットについて考えたいと思います。

考えられる主なメリットは以下の通りです。

  • 標準化されたルールのもとに取引される安心感
  • レバレッジをかけた取引が可能
  • 将来的に税制の変更に期待?

標準化されたルールのもとに取引される安心感

世界最大のCVEの先物取引所にビットコインの先物が上場されたことにより、標準化されたルールのもとに取引されるという安心感があります。

それに、カウンターパーティリスク※が事実上排除されたのも大きな安心感につながります。

※カウンターパーティリスクとは取引相手が債務不履行などで破綻するなどして、契約が履行されずに損失を被るリスクのことです。

実際に、ビットコインの取引においてもマウントゴックス社が破綻するという事件がありました。

この時、マウントゴックスの顧客には預けていたビットコインは戻ってきませんでした。

また、ビットコインの現物取引のデメリットとして、ブロックチェーンによる取引の影響で取引相手が不透明で承認に10分程度かかるというものがあります。

ビットコインが先物取引として上場されたことで、取引の透明性が生まれ、取引に要する時間が数秒未満に短縮されます。

これらのデメリットが解消されたことにより、今までビットコイン市場に参入できなかった機関投資家が参入してくる可能性があります。

レバレッジをかけた取引が可能

これは先物取引全般に言えることですが、大きなレバレッジをかけられるため少ない資金でも大きな利益を得られる可能性があります。

ただし、このメリットは諸刃の剣のため注意が必要です。

ただでさえビットコインの値動きは荒いため、大きな損失を被る可能性があることも頭に入れておかなければなりません。

将来的に税制の変更に期待?

ビットコインの取引のデメリットとして、以下の通り投稿しましたが利益が雑所得に区分されるということがありました。

今回はビットコインの取引で得た利益の税金について書きたいと思います。 ビットコインで得た利益の税金の取り扱いが分らなかった人の参考になればと思います。

しかし、ビットコインの先物をCMEグループが上場したことにより、金融商品として価値が認められれば、ビットコインの先物取引の利益は「先物取引に係る雑所得等の金額」として申告分離課税となり、税率が一律20.315%(所得税15.315%、地方税5%)となる可能性があると思います。

ただし、このメリットに関しては、現時点で不明ですのでご注意ください。

今後、実際に日本で上場された先物取引として取引可能になった場合は調べて更新したいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?
私は基本的には以下の通りビットコインには投資するつもりはありません。

私は仮想通貨、特にビットコインへの投資について色々と調べました。 その中でどうしても解決されない疑問があり投資できていません。 同じように思っている方の参考になればと思います。

しかしながら、ビットコインが一つの先物取引の商品として取引できるようになれば、それ自身の価値を気にする必要もなくなるため、ギャンブル要素の高い投機としては面白いかもしれません。

(そもそも、日経225先物なども投資対象の数値自体には価値はありません。)

また、売りからも入れるため機関投資家などが参入してきた時にどんな値動きになるのかも興味があります。

私はすぐにビットコインの先物取引に参入することはないと思いますが、この話題はしばらく追いかけていきたいなと思います。

更新情報があれば、このページを更新していきたいと思います。

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