投資の格言は様々ありますが、私はいくつか有用な格言を考慮に入れて取引を心がけています。
そんな中で、以前から高値掴みによる損切りが頻発していることもあり、「急ぐは負け、待つは機あり」をベースに新たなルールを作成しました。
最強の格言の「急ぐは負け、待つは機あり」を投資ルール化
「急ぐは負け、待つは機あり」とは
「急ぐは負け、待つは機あり」とは、銘柄の株価が上昇したり下落したりするのを見て、急いで取引するのは失敗のもとである。
株価の上下を冷静にとらえてチャンスが来るの待つことで、勝てる可能性が上がるという内容であると解釈しています。
これは今まで私が大事にしている以下の投資の格言をすべて含んだ最強の格言とも言えます。
「休むも相場」

「落ちるナイフはつかむな」

「高値おぼえ、安値おぼえは損のもと」

「急ぐは負け、待つは機あり」もじっくり待つという意味では、上記の格言と同じ系統の内容ですが、株価が上昇している時も冷静になれという意味では、「落ちるナイフをつかむな」とは違い上げ相場にも適用できます。
また、「休むも相場」は調子の悪い時やルールに適用するような銘柄が無い時などに、焦らずにチャンスが来るまで待つという形ですが、「急ぐは負け、待つは機あり」は狙った銘柄を冷静にチェックし、勝てる可能性の高い価格まで待ってエントリーするというイメージです。
「急ぐは負け、待つは機あり」から作った投資ルール
新たに作成した投資ルールは簡単に言うと、勝てる可能性のあるタイミングでしかエントリーしないということです。
その中に「高値おぼえ、安値おぼえは損のもと」の記事で書いた内容も盛り込みルール化しました。
また、以前考察した株を買うベストなタイミングについても考慮しました。

なお、ルール中に出てくるバリュー系の銘柄は、割安かどうかを基準にして購入する銘柄のことで、グロース系の銘柄は成長を期待して購入する銘柄と定義しています。
そのため、必然的にグロース系の銘柄は割高な銘柄が多くなります。
作成したルールは以下の通りです。
1.バリュー系の銘柄については、配当の額や同業他社のPERなどから算出した基準価格以下でエントリーする
2.グロース系の銘柄については、損切り価格を明確に規定し、その損切り額が受け入れられる範囲内の株価でエントリーする
3.再投資に関しては、元の買値以下でエントリーする
ただし、元の買値以上でも割安と判断できるか、新しい材料が発表されて条件が変わった場合は、損切りポイントをよりシビアに設定して(元の利益の20%以下の損失に抑える額で)エントリーする
4.狙っていた銘柄が上記の条件を満たす前に上昇した場合はエントリーを見送る
本ルールを作ったことにより、今までよりエントリー自体は減るかもしれません。
しかし、納得のいかない負けは少なくなるものと考えています。
このルールが機能するか、今後もアップデートしていきたいと思います。