株式投資の初心者は分散投資ではなく集中投資すべき理由

今回は株式投資において分散投資と集中投資でどちらを選ぶべきかというテーマについて考えました。

株式投資の初心者向けの本などでは分散投資が推奨されていることが多いような気がします。

しかし、私は株式投資を始めたばかりの個人投資家は集中投資すべきだと考えています。

その理由について書きたいと思います。

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投資初心者は分散投資ではなく集中投資すべき理由

まず、はじめに分散投資と集中投資の定義から確認したいと思います。

分散投資と集中投資とは

分散投資とは

分散投資とは、保有資産を複数の銘柄や投資対象にまんべんなく分散することにより、価格変動リスクを減らす投資法です。

ここでいう複数の銘柄というのは、新興市場の銘柄、東証1部の銘柄を組み込んだり、異なるセクターの銘柄を組み込むことです。

つまり分散投資といっても、すべて同じセクターの株(例えばバイオ株だけ)を買っていては分散投資になりません。

また、投資対象についても国内株式や外国株式、債券、金、FX、仮想通貨などに資金を分散させることでリスクを減らすことができます。

日経平均が大暴落しても、外国株式、金、FX、仮想通貨などで影響を受けなければ、国内株式の損失を相殺することができるからです。

集中投資とは

一方で、集中投資とは自分の資産を特定の銘柄に集中して投資し、大きなリターンを狙う投資法です。

投資した銘柄の株価が上昇すればリターンは大きいですが、下落した場合の損失も大きくなります。

なお、1つの銘柄を買うことを集中投資で複数の銘柄を買うことを分散投資と定義している人もいますが、私の解釈では5銘柄程度に投資するのは分散投資ではなく集中投資に含めています。

ちなみにウォーレンバフェット氏も集中投資を推奨していますが、1銘柄だけを購入している訳ではありません。

あくまでも保有資産に対する割合の問題で、1つの投資先に自分の資産の20%以上を投資していれば集中投資となるのではないでしょうか。

株式投資の初心者が分散投資ではなく集中投資すべき理由

なぜ株式投資を始めたばかりの個人投資家が集中投資すべきかというと、分散投資するメリットが小さいからです。

分散投資のメリットについて巷では色々書いてありますが、私が考えるメリットは以下の1点です。

分散投資のメリット

・特定の銘柄の価格変動によるリスクが小さい

このメリットが分散投資の最大のメリットだと思います。

例えば、投資先の会社が倒産したり大暴落しても、複数の銘柄に資産を分散させておけば、資産が大きく減るリスクが小さいというものです。

また、一つの銘柄の価格変動に資産が大きく左右されないため、ある程度はほったらかしにしても大丈夫というメリットも生まれます。

ただし、本当の意味での分散投資は、すべての資金を国内株式に投資するのは分散投資としては不十分だと思います。

本当に資産を守りたいのであれば、国内株式以外に金や債券、通貨など別の投資対象に振り分けるべきです。

なぜなら、株式投資で少額ずつ複数の銘柄に分散投資したとしても、バブル崩壊やリーマンショック、大地震、有事のような大きなショックが起きた場合は株式市場が全面安になり、すべての銘柄が大幅下落します。

そういうリスクを防ぐための分散投資であれば、市場のショックが起こった場合でも資産を守れるように、国内株式以外の投資対象である金や債券などにも資金を振り分けるべきです。

つまり、分散投資のメリットを得るためには、国内株式以外の投資対象にも投資しなければ効果は半減以下です。

投資初心者がこれをやろうと思うと二つの壁が立ちはだかります。

一つ目が知識の問題で、二つ目が資金の問題です。

知識の問題

個人投資家で、国内株式、外国株式や債券、FX、先物取引などそれぞれの投資について深い知識を持っている人はどれだけいるでしょうか?

いくら分散投資でそれぞれの投資先の価格変動の影響は小さいと言っても、儲けようと思うとそれぞれの投資対象で売買するタイミングや銘柄選定についての知識は必要です。

機関投資家のようなプロは、それぞれの投資対象に関する知識や取引ルールも備わっていますが、個人の方はどうでしょうか?

国内株式だけでもたくさん銘柄があるのに、海外株式やFX、先物取引などすべてを網羅するのは相当な労力が必要だと思います。

国内株式の価格変動によるリスクを減らしたいという理由のみで、闇雲に複数の投資対象に資金を分散すべきではないと思います。

また、投資対象が多すぎると管理も煩雑になります。

株式投資を始めるなら、まずは国内株式について徹底的に勉強すべきだと思います。

どの投資対象についても中途半端な知識で投資の世界に飛び込んでも、カモにされて退場させられる可能性が高いです。

資金の問題

個人投資家は機関投資家のように莫大な資金はないという前提です。

(数億円の資金がある人は除外です。)

株式投資を始める時は100万円やそれ以下から始めることも多いと思います。

資金が少ない時に、国内株式だけではなくFX、債券などの投資対象に資金を振り分けることは難しいですし、振り分けたとしても、それぞれの資金が小さいため資産の増加スピードが遅すぎます。

また、国内株式で複数の銘柄に投資するという分散投資を実践する場合においても、仮に100万円を持っている人が、1銘柄当たりの資金を5%に配分した場合は投資した銘柄が30%上昇したとしても、リターンは15,000円しかなく、資産の増加はたったの1.5%です。

せっかく自信を持って投資した銘柄が大幅上昇したのに資産の増加がたったの1.5%では資産を増やすのには相当の時間がかかるでしょう。

集中投資で50%の資金をその銘柄に投資していた場合は、15万円の利益になり、資産の増加は15%です。

 

上記の通り、分散投資のメリットを得ようとすると、ある程度の資金と複数の投資対象に関する知識が必要になります。

そのため、投資の初心者はまずは株式投資のみに専念し、銘柄を絞って集中投資すべきです。

集中投資と言っても、資金が増えてくれば5銘柄程度に投資するのはありだと思います。

集中投資のデメリットである株価変動に対するリスクは、損切りと以下の記事に記載した最低限の知識で上場廃止のリスクなどは事前にある程度回避が可能です。

株式投資を始めるために最低限必要なたった一つの知識
同僚などから株式投資をやらない理由として、株のことを知らないし、難しそうというような話をよく聞きます。 単純に難しそうとか知らないという理由だけで株式投資をしないのはもったいないです。 そのため、今回は株式投資を始めるのに必要な最低限の知識というテーマで記事を書きたいと思います。

また、実際に億超えトレーダーの大半が資金が少ないうちは集中投資を行ったという統計も出ています。

億超え個人投資家の共通点
個人投資家が億超えトレーダーになるために必要なことを知るために、実際に億を超える資産を手に入れ運用している個人投資家の情報を調べてみました。 メディアやブログなどで情報を公開している億超えトレーダー10人の方を調査すると共通点のようなものが見えてきましたので紹介したいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

株式投資を始める目的は人それぞれだとは思いますが、投資を始める以上は資産を増やしたいという目的があるはずです。

分散投資は、どちらかというと大きな資金を守りながらゆっくり増やすというイメージです。

投資初心者はリスクを取って、集中投資すべきだと思います。

集中投資により、投資先の銘柄について徹底的に調べることで株式投資の知識やスキルも向上するはずです。

なお、少ない資金でも分散投資をして、価格変動によるリスクを軽減したいというのであれば、自分で銘柄を購入するより、分散投資を行っている投信を買う方がいいかもしれません。

その場合は、つみたてNISAなども有効です。

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