【決算短信の簡単な見方】決算で素早くチェックすべき4つの項目

決算短信を読み込んで財務分析するのは非常に難しいイメージがあると思います。

私は気になる銘柄の決算短信を数分でざっとチェックします。

その時にチェックすべき4つの項目を紹介したいと思います。

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決算短信で素早くチェックすべき4つの項目

決算短信は様々な情報が書かれており、それを読み込み財務分析するとなるとそれなりの知識が必要になり大変だと思います。

私は気になる会社について、その決算が良かったのか悪かったのかを素早く知りたい時やこれから買うか悩んでいる会社の決算短信をチェックする時は以下の4つの項目をチェックしています。

  1. 経営成績(PLのダイジェスト)
  2. キャッシュ・フローの状況(CFのダイジェスト)
  3. 来期の業績予想
  4. 貸借対照表(BS)

今回はインターネットインフィニティー(6545)の平成29年3月期の決算短信を例にそれぞれの項目で確認する内容について説明したいと思います。

また、おまけとして決算短信を見て売却した企業の一例も紹介したいと思います。

経営成績(PLのダイジェスト)のチェックポイント

インターネットインフィニティー(6545)の平成29年3月期の決算短信を引用

まず経営成績(PLのダイジェスト)は誰もが最初にチェックする項目だと思います。

ここでは、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益、1株当たり当期純利益を確認します。

その企業の売上規模やどれくらいの経常利益を上げているかが一目で確認可能です。

企業の事業規模と儲けを知るために、この項目では売上と経常利益が大きい事が重要です。

しかし、経常利益が大きくても株式発行枚数が多いと1株当たりの純利益は小さくなるため私は単純に売上高と経常利益が大きいかよりも、1株当たりの純利益を重要視しています。

また、経営成績(PL)で最も重要な点は前期からの伸び率です。

成長期待のグロース系の銘柄は前期からの伸びが無いといくら売上高と経常利益が高くても株価は上がらないことが多いです。

成長の理想は前期から20%以上の成長で、この20%以上の成長を維持している企業はかなり優良な企業だと思います。

ちなみに、IIFの経常利益の伸びは39.5%なので優秀です。

ただ、この経営成績(PL)だけでは見抜けない事があるので、次の章で説明するキャッシュフローの状況(CF)がポイントになります。

キャッシュ・フローの状況(CFのダイジェスト)のチェックポイント

インターネットインフィニティー(6545)の平成29年3月期の決算短信を引用

キャッシュ・フローとはお金の流れを表しています。

ここの項目で単純に確認する内容は、「営業活動によるキャッシュ・フロー」がプラスかどうかです。

なぜなら、この「営業活動によるキャッシュ・フロー」は本業で稼いだお金を表しているからです。

この項目がマイナスという事は、いくら経常利益が黒字でも本業では稼げていないということになるため要注意だと思っています。

営業活動によるCFがマイナスで経常利益がプラスということは、資産の売却などで黒字になっているだけということになるため、優良企業とは呼べないです。

残りの「投資活動によるキャッシュ・フロー」は事業への投資や資産売却を表します。

また、「財務活動によるキャッシュ・フロー」は資金調達や借入・返済を表しています。

そのため、これらの項目はマイナスでもプラスでも気にしません。

ちなみ投資活動によるCFがマイナスという事は事業に積極投資していることになるため良いことです。

来期の業績予想のチェックポイント

インターネットインフィニティー(6545)の平成29年3月期の決算短信を引用

はっきり言って、この項目は決算後の株価の上下に大きく影響します。

この項目はあくまでも会社の予想値ですが、非常に重要です。

なぜなら、その会社が来期どれくらいの成長を見込んでいるのかということを知ることができる項目だからです。

経営成績の項目でも説明しましたが、重要な点は来期はどれくらいの成長を見込んでいるかです。

とりあえず達成できるかどうかに関わらず、会社の予想値が弱気で低いと決算の結果が良くても、暴落することがよくあります。

やはり20%以上の成長を出してもらいたいところです

ちなみに、IIFは前期比で84.6%なので超優秀です。

貸借対照表(BS)のチェックポイント

インターネットインフィニティー(6545)の平成29年3月期の決算短信を引用

私がチェックするポイントは流動資産と流動負債のみです。

この項目は資産と負債の状況を示しており、現金や資産をたくさん持っているのに株価が安い割安銘柄を探すためのポイントになると思いますが、基本的に私は成長性を重視しているため資産状況はチェックしていません。

流動資産と流動負債をチェックするポイントは単純に流動資産が流動負債より大きいかどうかです。

流動負債とは直近で返済しないといけないお金で流動資産は直近で入ってくるお金です。

つまり、流動負債の方が大きい場合は資金繰りがヤバいということです。

いくら黒字でも資金繰りがヤバい企業には投資できません。

決算短信を見て売却した企業

メタップス(6172)の平成29年8月期の決算短信を引用

上記の決算短信を見て売却した企業はメタップス(6172)です。

本日10/20の決算発表の内容を見て、夜間取引(PTS)でメタップスを売却しましたので記録に残したいと思います。 メタップス(61...

この会社について、私は成長性を非常に期待していました。

しかし、一旦売却した理由は以下の2点です。

1点目が営業活動によるキャッシュフローがマイナスの点です。

今回、メタップスは黒字化しましたが、実態としては営業活動によるキャッシュフローはマイナスです。

つまり、本業の稼ぎのみで黒字化した訳ではありません。

関係会社株式の売却益が黒字化の大きな要因だと思います。

もちろん、事業投資にもお金を回しているため事業投資をしていなければ、株式の売却益が無くても黒字化していたかもしれませんが、個人的には微妙な決算に感じました。

2点目が来期の業績予想を出さなかった点です。

私の投資判断において来期予想はかなり重要な位置づけであり、企業として来期の予想を出せないというのは経営として疑問に感じたためです。

ちなみに、1月15日のメタップスの第1四半期決算の内容には注目しています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

私がチェックしているポイントを確認するだけなら15分もあれば十分です。

ただし、個人的に良い決算と思った場合でも株価は下がることはあります。

こればっかりは、結果の数値だけではなく、市場がその結果をどれくらい織り込んでいたかということに関わるため難しいです。

さっと決算短信をチェックする際の参考にして頂ければと思います。

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