前回、以下の通り報告しましたが、子供のために開設したジュニアNISA口座でIPOを申し込むことができないことが発覚しました。

そのため、ジュニアNISAでどのような銘柄を買うべきかという条件を検討しましたので、紹介したいと思います。
ジュニアNISAで買うべき銘柄の条件を検討
ジュニアNISAの特徴をおさらい
ジュニアNISAの特徴を簡単におさらいすると、20歳未満の人のためのNISAで投資枠内(年間80万円)で購入した銘柄のキャピタルゲイン(売買差益)や配当に税金がかかりません。
ただし、ジュニアNISAで購入した銘柄で損失を出した場合は、他の銘柄で出した利益と通算できません。
このデメリットは通常のNISAと同様ですが、息子の資金ではジュニアNISA枠でしか取引しないので、私にはこのデメリットはあまり関係ありません。
また、ジュニアNISAは通常のNISAと違い18歳まで出金不可という出金制限があります。
上記を踏まえると、ジュニアNISAは長期投資向きの制度ということになります。
私の現在の投資スタイルは短中期投資が中心で、損切りや利益確定をそれなりに行うことを前提として銘柄を選んでいるため、息子のジュニアNISAで購入する銘柄選択では別の条件が必要そうです。
ちなみに、当初の計画ではIPOに申し込み、当選したらある程度の上昇で利益確定し、ジュニアNISAの投資枠内でお金を積み上げていく予定でした・・・。
ジュニアNISAで買うべき銘柄の条件
ジュニアNISAの特徴で記載しましたが、ジュニアNISAは長期投資前提の制度のため、私も長期投資を前提に考えたいと思います。
長期投資を考えた場合でも、バリュー投資とグロース投資のどちらの戦略を選択することになると思います。
※バリュー投資とグロース投資は以下の記事でも紹介していますので、参考までにご覧ください。


【選択肢】
- バリュー系の銘柄(配当利回りのいい銘柄)に投資して、安定的に資産を増やす
- グロース系の銘柄で数年後の成長に投資しキャピタルゲインを狙う
上記のどちらの戦略も一長一短はありますが、私のジュニアNISAの戦略としては、グロース系の銘柄でキャピタルゲインを狙っていきたいと思います。
理由は、元金が50万で追加で入金はしませんので、配当狙いでは大して資産が増えないためです。
もちろん、銀行に預けておくだけよりはマシですが、仮に長期間安定して配当利回り3%の素晴らしい銘柄に投資できたとしても、配当金で得た資金でその銘柄を追加購入できないため、複利の力が働かず10年後でも約67万円にしかなりません。
正直な話、将来息子に口座を渡すときにお父さんは凄いと思われたいです(笑)
そのため、10年で少なくとも4倍(200万円)には増やしたいなと思っています。
そうなると、グロース系の銘柄に投資し、テンバガーを達成できるような銘柄を狙っていくしかないと思います。
そのため、具体的には以下の条件の銘柄を買いたいと思います。
- 50万円以下で購入可能
- IPOから半年以内
- 時価総額が500億円以下
- 成長性が期待できるテーマ/業種
- 黒字かつ実際に成長している会社
上記の通り、めちゃくちゃ当たり前の条件かつ、ある意味では私の普段のIPO投資とそれほど変わりませんでした(笑)
50万円以下の銘柄は説明不要だと思いますし、IPOから半年以内と時価総額500億円以下という条件は、まだ投資家全体にで目を付けられていない銘柄ということです。
判断が難しいのは、成長性が期待できるテーマ/業種であるということです。
これは長期投資する上では重要だと思います。
短期的な値上がりを狙っての投資なら、業種はそれほど気にする必要がないかもしれませんが、長期投資の場合は、10年後にその業種はどうなっているかと想像することは重要です。
また、投資対象はの会社は実際に黒字で成長している会社に投資したいと思います。
いくらテーマに沿った銘柄でも、それが絵に描いた餅では意味がありません。
最近で具体的に該当しそうな銘柄は、私は既に投資済みですがHANATOUR JAPANとかがいいかなと思います。
ただ、HANATOUR JAPANは既に見直し買いが入り株価が上昇中ですので、割安感は若干下がっています。
そのため、気長に条件に当てはまる銘柄が出てくるまで待ちたいと思います。
まとめ
息子の資金は、検討の結果として以下の条件に当てはまるグロース系の銘柄へ投資したいと思います。
- 50万円以下で購入可能
- IPOから半年以内
- 時価総額が500億円以下
- 成長性が期待できるテーマ/業種
- 黒字かつ実際に成長している会社
1から3の条件に当てはまる銘柄はたくさんありますが、4と5の条件を見極めるのが難しく、そして肝になると思います。
具体的には、IPO直後に株価が2,000円割れしていた時のHANATOUR JAPANは即投資対象になっていました。
このような銘柄が出てくるまで気長に待ちたいと思います。
(2019年6月18日追記)
以下の記事にも書きましたが、上記の条件に当てはまるファイバーゲート(9450)でかなりの利益を上げることができました。

ちなみに、HANATOUR JAPANは2019年6月現在で公募価格を割り込みかなり安くなっていますが、成長性に疑問符がついているため、今は投資対象ではありません。
企業の成長を予想し、当てるのは本当に難しいですね。
今は息子のジュニアNISAでも以下のバンクオブイノベーションを中心に投資しています。
