【銘柄選びが命】長期投資は初心者向けじゃない4つの理由

長期投資はサラリーマンに向いているとか、初心者に向いているという記事をよく見ます。

長期投資自体はウォーレン・バフェット氏の成功などにより、有効な投資方法であることは間違いないのですが、長期投資は非常に難しく初心者向きでは無いと考えはじめています。

その理由について、説明したいと思います。

ちなみに、私も長期投資に関しては初心者です。

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【銘柄選びが命】長期投資は初心者向けじゃない4つの理由

まずはじめに、長期投資とは何かについて説明したいと思います。

株式投資における長期投資とは?

長期投資とは、読んで字の如く、一度投資した銘柄を短期間で売買せずに長期間保有する投資手法のことです。

長期間とはどのくらいの期間を指すのかという定義についてですが、明確な期間は決まっていませんが、最低でも3年以上は保有することが一般的であるようです。

ウォーレン・バフェット氏の言葉を借りると、企業が成長して良い会社だと思う間は10年でも20年でも売る必要はないという投資方法です。

他の投資方法としては、数分以内でも決済してしまうスキャルや1日中で決済するデイトレードなどの短期取引と短中期で取引するスイングトレードなどがあります。

 

それでは、なぜ長期投資が初心者向きやサラリーマン向きと言われるのか、理由を考えたいと思います。

一般的に長期投資が初心者向きと言われることが多い理由

一般的に長期投資が初心者向きと言われる理由は、主に以下の理由からです。

  • 短期売買で初心者が勝ち続けるのは難しい
  • 株価のこまめなチェックが不要
  • 大きなリターンを得られる可能性がある

短期売買で初心者が勝ち続けるのは難しい

スキャルやデイトレードは証券会社の投資部門でも採用している投資手法ですが、今の時代は秒以下の速さで注文が出せるアルゴリズム取引であったり、プロの投資家達や強者達と戦うことになるため、初心者が勝ち続けるのは難しいと言われています。

長期投資であれば、本来の価値にどんどん収束していくため、割安であったり、成長する企業に投資して待っていれば、初心者でも勝てる可能性が高まるという理由です。

株価のこまめなチェックが不要

スキャルやデイトレードはもちろんの事、短期のスイングトレードなどでも、数日でトレンドが変わることもあるため株価のチェックは欠かせません。

長期投資は数年単位で投資するため、日々の株価の上げ下げは気にする必要はありません。

初心者は株価の上げ下げで狼狽し、損をすることが多いことや、サラリーマンはこまめな株価チェック自体が難しいという事もあり、株価をチェックしなくても済む長期投資をすすめているという理由です。

大きなリターンを得られる可能性がある

ウォーレン・バフェット氏の成功事例が引き合いに出されることが多いですが、成長企業に投資し、放置しておくだけで、投資資金が数十倍にもなる可能性があります。

しかし、短期のトレードの場合は一度に数十倍になるような大きなリターンを得ることができず、勝ち続けることは難しいとされているため、お金持ちになりたければ長期投資をするべきだという記事などをよく見かけます。

 

上記の理由には、一理はあると思います。

特にデイトレードやスキャルで勝ち続けるのは初心者を含めて、ルールを忠実に守れる天才的な才能の無い人には難しいと思います。(もちろん私も含みます。)

しかし、数年単位で銘柄を保有する長期投資が初心者向けであるという理由の中で、ある前提条件が見過ごされています。

私は自分で長期投資を実践してみた結果などから長期投資は初心者向きではないと考えています。

その理由について次の章で説明したいと思います。

長期投資が初心者向きではない4つの理由

それでは、私が長期投資は初心者向きでは無いと思う4つの理由を説明したいと思います。

  1. 銘柄選びが命で難しい
  2. 資金効率が悪い
  3. 時代が悪い
  4. 投資スキルが向上しずらい

1.銘柄選びが命で難しい

この銘柄選びが命で難しいという理由が長期投資が初心者向きではない理由のすべてと言っても過言ではありません。

ウォーレン・バフェット氏や長期投資をすすめる記事は、割安な成長企業を安い時に仕込めば後は放置しておくだけ良いと簡単に言いますが、この割安な成長企業を安い時に仕込むことがめちゃくちゃ難しいです。

数十年後にも、その企業が成長を続けていて、株価が数十倍になっていることを予想し、当てることは、短期投資で株価の上下を当てるよりも、はるかに難しいことです。

天才個人投資家のcis氏ですら、長期投資で数年後の株価を予想するのは無理だと言っています。

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また、元ライブドアの社長の堀江氏も、ある講演で10年先の未来なんてどうなるか分からないと言っていました。

私も何度か長期投資を前提に投資をしたことがありますが、想定通りにいっていない銘柄が多いです。

予想外の代表的な銘柄の例を挙げると、それはインターネットインフィニティー(IIF)です。

IIFはこの先の超高齢化社会にマッチした事業を展開しており、レコードブックのフランチャイズ展開も順調に進んでいたことから、数年でテンバガーになるかもしれないと思いIIFに長期投資するつもりでした。

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しかし、IIFは介護保険料の見直しの影響などにより下方修正し、2019年1月11日時点の株価が601円です。(一時は517円まで下落しました。)

今の株価を4分割前の株価に修正すると2,404円になります。

まさか、1年半も経たない内に上場来高値の約1/5まで下がるとは夢にも思っておらず、企業分析の難しさを思い知りました。

数十年先も成長する企業を見つけることは、並外れた企業分析力と経済の分析力などが必要な上、インターネットやスマホのように社会を変える新しい技術が出る可能性や、法律が改正されたりすることもあるため、運の要素もかなり含まれます。

世の中で言われている長期投資のメリットについて、銘柄選びがめちゃくちゃ難しいという前提条件が無視されていると思います。

10年先まで成長し続ける企業を選び投資することは、初心者のみならず誰にでも難しいことだと思います。

2.資金効率が悪い

長期投資が初心者向きでは無い理由として、初心者で数千万円といった大きな金額から投資を始める方は稀だと思います。

そういう意味で、少ない資金で投資を始めた場合、特定の銘柄に長期投資してしまうと結果が出るのが数年先のため、他の銘柄に投資するチャンスが無くなってしまいます。

更にはその銘柄が良い結果にならなかった場合、時間だけが浪費されることになります。

豊富に資金がある人は複数の銘柄に長期投資できるため、1つの銘柄が失敗でも他の銘柄で大成功すればOKですが、資金が少ない場合、長期投資は資金効率が悪いです。

3.時代が悪い

ウォーレン・バフェット氏が投資を始めた時代と今では投資の環境が全く異なります。

1950年代のNYダウは200ドル前後でした。

その後、インフレによりNYダウは右肩上がりで上昇を続けて、1960年代には600ドルを超え、1970年代には1000ドルを超え、1987年には2700ドルを超えました。

その後も上げ下げはありながらも、1999年には10000ドルを超え、2018年には26000ドルを超えました。

68年の間に、NYダウは130倍以上になっています。

1950年代から投資を始めた人は良い銘柄を持っているだけで、インフレにより時代とともに右肩上がりに株価が上がっていったと思います。

日本でも同じことが言えます。

1950年代は日経平均株価は100円前後でした。その後、日本も高度経済成長期に突入し、1990年のバブルの時には38,915円まで上がりました。

しかし、バブル崩壊後は一度もこの38,915円を超えていません。

日本は既にGDPも頭打ちの状態で、インフレどころかデフレの状態です。

長期投資したとしても日経平均自体がここから数十倍になることは考えにくいです。

つまり、株を保有しているだけ株価が上がる時代ではないため、本当に成長する会社を見つけるしかありません。

正直な話、今は第二次世界大戦後から投資するのとは訳が違い、長期投資で莫大な財産を築ける時代ではない気がします。

ウォーレン・バフェット氏が天才的な投資家であることに異論はありませんが、もし、今の時代から同じ手法で同じぐらいの財産を築けるかというと疑問があります。

4.投資スキルが向上しずらい

この理由が長期投資に関して、個人的に問題だと思ったきっかけでもあります。

それは長期投資という免罪符が投資スキルを下げるからです。

長期投資は結果が出るまでに相当な時間がかかります。

そして、この結果が出るのが数年後であり、日々の株価は気にしなくて良いという免罪符が問題だと思っています。

保有している銘柄の株価が下がり、通常のスイングトレードでは損切りする水準の場合でも、長期投資だから今の株価は関係ないと塩漬けにしてしまうからです。

絶対的な自信により、長期投資のみの方は損切りスキルが付かなくてもいいのかもしれませんが、スイングトレードと併用する場合、都合が悪くなると長期投資に切り替えて損切りし無くなったり、利確できなくなったりと長期投資という免罪符が投資スキルを下げる要因になると感じました。

実際に私はファイバーゲートに関して、利確チャンスを何度も逃し、フェイスネットワークは若干塩漬けになっています。

どんな投資が初心者向けか?

ここまで、長期投資は初心者向けではないと書いてきましたが、それではどんな投資が初心者向けなのか考えたいと思います。

まず、長期投資に関して、ここまで書いてきたのは、あくまでも個別銘柄への長期投資です。

日々の株価を気にせず、長期的に資産を形成したのであれば、インデックスファンドの投資信託などに積み立て方式で投資するのがいいのではないでしょうか。

また、個別銘柄の場合に関しては、長期間を闇雲に保有するのではなく、目標の金額に達したら期間に関係なく利益確定する。

もしくは、その銘柄のトレンドが変わった時点で利確するというスイングトレードが良い気がします。

私も今まで長期投資と考えていた銘柄に関しても、期間で保有するのではなく、株価も意識して、目標の株価を超えた場合は、上昇トレンドの内は売らずに、下降トレンドに入ったら売るというような感じに変えていきたいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

私の考えでは、4つの理由から個別銘柄に長期投資するのは初心者向きではないと感じています。

そして、私自身も良い会社だと思うから持ち続けるという長期投資は止めようと考えています。

3年先でも、社会やその会社がどうなっているかは予想することは難しいです。

また、不況やショックなどの外部要因による下落も十分考えられます。

そのため、今後は保有した銘柄は期間に関係なく、目標株価とトレンドを意識した運用にしていきたいと思います。

これが2019年の投資方針になります。

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