投機王リバモアから学ぶ 投機で勝つための不変の行動と心理

伝説の投機王ジェシー・リバモアをモデルにした小説「欲望と幻想の市場」という本を読んで学んだ事があります。

ジェシー・リバモアが活躍したのは今からだいたい1世紀前のため、投資環境やルールが現代とは全く違います。

しかし、この本を読んで投資で勝つための行動と心理は不変があることが分かりました。

その内容を紹介したいと思います。

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投機王リバモアから学ぶ 投機で勝つための不変の行動と心理

伝説の投機家ジェシー・リバモアとは

ジェシー・リバモアは1877年7月26日から1940年11月28日まで生きたアメリカの伝説の投機家です。

15歳の若さから投機の世界に飛び込み、得意の数学と優れた分析力を活かした天才的な投機スキルで一時は現在の貨幣価値で4000億円以上という利益を上げて莫大な財産を築きますが、その途中で4度破産をして4度復活するなどした破天荒な投機家です。

数々の名言を残し、彼の投資哲学は今でも多くのトレーダーから尊敬されています。

しかし、私生活で2度の離婚を経験し、最期は財産を持ちながらも自らピストルで命を絶ち生涯を終えるという悲しい結末を迎えるという波乱万丈の人生を歩んだ人物です。

「欲望と幻想の市場」の内容

ジェシー・リバモアを題材とした本はいくつか出版されていますが、私が読んだ「欲望と幻想の市場」という本を紹介したいと思います。

この本はリバモア自身が執筆した訳ではなく、彼へのインタビューなどからエドウィン・ルフェーブルがリバモアをモデルに書いた小説です。

エドウィン・ルフェーブルは取材による物事の本質をつかむ卓越した才能を持っていたため、この本はリバモアの自伝のような内容になっており、彼が投機を始めるきっかけから財産を築いた手法、そして破産した理由、それからまた復活したエピソードなどが書かれており、その中でたくさんの名言を残しています。

しかしながら、この本の原題が最初に出版されたのが1923年であるため、今から約100年前の本ということになります。

そのため、今とトレードルールや相場の環境が違い過ぎて、以下のような分かりにくい内容や違和感もたくさんあります。

  • 本の中の紙幣価値が今とかけ離れているため、凄さがすぐにピンとこない
  • 投資環境に関してテープやティッカーなどピンとこない言葉がたくさん出てくる
  • 当時は相場操縦やインサイダー取引が違法では無かったため内容に違和感がある

上記を踏まえたこの本に対する個人的な所感は以下の通りです。

「欲望と幻想の市場」を読んだ所感

まず、著名な投資家の多くが読むべき本として推奨する本書ですが、具体的な投資手法を学びたい方には全く向かない本だと思います。

なぜなら、ジェシー・リバモアの投資手法はざっくりと書かれていますが、売り時や買い時がチャートで説明されている訳ではありませんし、相場操縦やインサイダー取引が合法の時代の取引手法なため、個人的にはあまり参考になりませんでした。

どちらかというと、どのような行動をすると投資に失敗し破産するのかや、相場で勝つためにはどのような行動をとるべきかなど投資における心構えを知りたい人に向いている本だと思います。

ただ、本書の物語の背景が古臭く、その当時の相場環境もピンと来ず、ジェシー・リバモアの凄さが私にはそれほど伝わってこなかったため、あまり面白くは無かったです。

本書に対する世間の評判ほど、私には刺さるものはありませんでした(笑)

とはいえ、100年近く前のそれほど面白くない本を読んで、相場に対する人間の心理は変わってないなということが分かっただけでも得たものがあったかなと思います。

投機で勝つための心構え

欲望と幻想の市場の所感の中で面白くなかったと書きましたが、得たものもありました。

それは、本書の中でジェシー・リバモアは投機で勝つための行動、心理についての格言のようなものを残しており、その内容が現在よく言われている相場で勝つための行動/心理と同じだったことです。

(リバモアの格言が基になって、現代の有名なトレーダーが重要と唱えている可能性も高いですが。)

つまり、時代や相場のルールや環境が変わろうとも、相場に参加する投資家の心理は不変であるということです。

言い換えると、この先も相場に参加する投資家の心理は変わらないため、投機で勝つための行動や心理も不変であるということです。

私が本書を読んで印象に残った投資家が勝つために行うべき行動や心理を紹介したいと思います。

  • 他人の意見や情報に基づいた投資をしない
  • 損を切り利益を伸ばす
  • 自分の判断が正しいと思える時だけに投資する

他人の意見や情報に基づいた投資をしない

リバモア自身もお世話になっている人や信用している人も含めて、他人の意見や情報に基づいた投資を行い失敗しています。

彼は自分の信念を貫き通していれば、損をせずに済んだことや大儲けできたことが何度もありました。

これは現在の投資でも同様のことが言えると思います。

YAHOO掲示板やTwitterの情報を鵜呑みにして投資して、失敗した経験のある人はたくさん居るのではないでしょうか?

投資の世界では、世の中に溢れている情報や他人の意見は基本的に鵜呑みにしてはいけないという事を頭に入れて投資をすべきです。

損を切り利益を伸ばす

これについても、現代においても様々な投資の本などで一般的に言われていることです。

リバモアのエピソードにおいては、利益が伸びている銘柄と損失が拡大している銘柄を持っている時に、利益が伸びている銘柄を利益確定し、そのお金で損失が拡大している銘柄をナンピンし、大失敗しています。

これと同じ失敗は私自身も経験がありますし、皆様も経験があるのではないでしょうか?

以下の記事でも書いたことがありますが、人間には損失回避という心理が働きます。

投資で儲けるための心理学
投資で儲けるためには、投資家達の心理と自分自信の心理との戦いでもあります。 スーパートレーダー集団になったタートルズのタートル流の投資のための心理学を紹介したいと思います。 投資をする上で、人は投資をする時にどのように行動するかを知っておくことは非常に有効です。

損失回避では、利益が出た銘柄では早く利益を確定したいという心理が働き、損失が出ている銘柄では損を確定したくないという心理が働きます。

しかし、大抵の場合は上記の行動は失敗します。

経験則からも利益が出始めた銘柄はどんどん上昇し、ナンピンした銘柄は更に暴落し損失が膨らむ結果になる事が多いです。

投資家が勝つために取るべき行動は、損を早く切り、利益をなるべく伸ばすということです。

これは本来の人間が持っている心理に打ち勝つ必要があるため、簡単なようで難しいですが非常に重要です。

自分の判断が正しいと思える時だけに投資する

これは必ず勝てる時だけ投資するという意味ではなく、自分の投資ルールに基づいて、エントリーするのが正しいと思える時だけ投資せよという意味です。

私自身も経験がありますが、安易な理由や思い付きで投資した時は損を出すことが非常に多いです。

特になぜこの銘柄に投資したか、自分でも説明できない時などはほとんど失敗します。

 

上記以外にも本書では参考にすべき格言がたくさんあります。

ただ、投資の本などをたくさん読んでいる人からすると目新しい事は特に無く、人間の心理や行動は今も昔も変わらないんだなということが分かると思います。

まとめ

今回、ジェシー・リバモアをモデルにした小説である「欲望と幻想の市場」を読み、市場に参加する投資家の心理や行動は昔から不変であることが分かりました。

以前私が以下の通り記事にしたタートルズから学んだ「投資で儲けるための心理学」という内容についても、人間が投資する限り通用すると思います。

投資で儲けるための心理学
投資で儲けるためには、投資家達の心理と自分自信の心理との戦いでもあります。 スーパートレーダー集団になったタートルズのタートル流の投資のための心理学を紹介したいと思います。 投資をする上で、人は投資をする時にどのように行動するかを知っておくことは非常に有効です。

今回の記事の中では投資と投機は曖昧になっていますが、いずれにせよ投機で勝つためには大多数の投資家の心理を読み、自分自身の投資ルールに基づきエントリーし、損を早く切り、利益を最大限に伸ばせば良いということです。

書くのは簡単ですが、実践するのは難しいのは分かっています。

とはいえ、儲けるために大変ですが頑張るしかありません。

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